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施術


鍼灸は鍼や灸で体の「ツボ」に刺激を与え
様々な疾患・病気の予防・改善を目指す
施術法です。
 
体のバランスを整え
人が生まれながらにして持っている
自然に良くなる力
を引き出した施術を行う為
 
人の体にやさしく
副作用の少ない施術法として
予防・アレルギー・
美容・スポーツ分野など
様々な分野で注目されています。
 
鍼灸は施術後すぐに効果が現れる
「直後効果」と
一定期間経過してから効果が現れる
「事後効果」があり
効果の現れ方及び持続性には
個人差があります。

鍼施術の直後効果


 
 0を痛みなし
100を想像できる最大の痛みとして
鍼施術前後の痛みの変化を測定しました。
 
 

男性
肩痛(98人):減少率56.1%
腰痛(29人):減少率65.2%

 

女性
肩痛(38人):減少率56.5%
腰痛(13人):減少率50.4%

 

鍼施術直後有意に痛みが減少した(p<0.01)
部位、性別で有意な差はなかった(p>0.05)

 
 

鍼灸の生理学的メカニズム


 

1.鍼や灸で体を刺激すると
ホルモン(内因性オピオイド)が放出され
痛みを伝える神経経路をブロックします。
 
2.鍼や灸の刺激は血行を促進し
痛みや疲労の原因となる物質を
老廃物として排出します。
 
3.鍼や灸の刺激は自律神経に作用し
胃腸や心臓・血管などの働きを調節します。
 

鍼灸の適応


 
1979年にWHOが
鍼灸の適応疾患を発表して以来、
日本の厚生労働省にあたる
アメリカのNIH(米国国立衛生研究所)は
鍼灸の有効性とその科学的根拠について
以下のものに有効であると発表しました。
 
【神経系疾患】
神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・
自律神経失調症・頭痛・めまい・
不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー
 
【運動器系疾患】
関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・
頚椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛・
外傷の後遺症
(骨折、打撲、むちうち、捻挫)
 
【循環器系疾患】
心臓神経症・動脈硬化症・
高血圧低血圧症・動悸・息切れ
 
【呼吸器系疾患】
気管支炎・喘息・風邪および予防
 
【消化器系疾患】
胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、
胃酸過多、下痢、便秘)・
胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・
胃十二指腸潰瘍・痔疾
 
【代謝内分秘系疾患】
バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血
 
【生殖、泌尿器系疾患】
膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・
前立腺肥大・陰萎
 
【婦人科系疾患】
更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・
月経不順・冷え性・血の道・不妊
 
【耳鼻咽喉科系疾患】
中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・
鼻出血・鼻炎・ちくのう・
咽喉頭炎・へんとう炎
 
【眼科系疾患】
眼精疲労・仮性近視・結膜炎・
疲れ目・かすみ目・ものもらい
 
【小児科疾患】
小児神経症
(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・
小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・
夜尿症・虚弱体質の改善
 
 
 

鍼灸のリスク・副作用


 
主に瞑眩(めんげん)と出血があります。
 

瞑眩(めんげん)について

 
施術後に体のだるさや不快症状が出たり
症状が一時的に強くなったりすることがあります。
これは漢方用語で
「瞑眩 (めんげん )」と呼ばれ、
刺激量が多い為起こりうる場合もありますが、
身体が正常な状態へ向かう
過程で出現する場合がほとんどで、
通常半日から一日すると消失します。
 
 

出血・皮下出血について

 
鍼施術は皮膚、毛細血管、脂肪、筋肉等の
組織に鍼を刺入する為
常に皮下出血やわずかな出血を伴う
可能性があります。
また皮下出血に起因して
稀に青あざが生じる場合がありますが
個人差により 1~数週間程度で
自然に消失します。
 
 

鍼の種類


 髪の毛の太さで鍼先の丸い鍼

 使用する鍼の太さ(0.16mm)は
髪の毛の太さ(0.10mm)とほぼ同じです。
 
セイリン株式会社製の丸みを帯びた鍼先
「JSP」タイプ(ステンレス製、使い捨て) 
「JSP」
「Jtype(従来品)」
 
鍼尖の丸い鍼「JSP」は モニターとして
ご協力いただいた 先生方からも
「刺入がとてもスムーズ」
「やさしい感じがする」 等、
高い評価をいただいています。

※使用感には個人差があります。
 
 
 

刺さない鍼

鍉鍼(ていしん)という銅やアルミの
身体に当てる刺さない鍼(金属棒)を使用します。
刺さない鍼のみでの施術も可能です。